学部長からのメッセージ


新入生のみなさんへ(平成31年4月4日)     教育学部長 八幡 英幸

新入生のみなさん、熊本大学教育学部へのご入学おめでとうございます。私は教育学部長の八幡と言います。教育学部を代表して、一言挨拶を述べさせていただきます。

みなさんの多くは、20世紀の終わり、あるいは21世紀のはじまりという、世紀の変わり目に生を受けた世代です。また、今年は、「平成」の終わり、そして「令和」のはじまりという、節目の年でもあります。この節目の年に、新たな時代の息吹を感じながら成長してきたみなさんが本学の教育学部に入学され、大学生としての「学び」を開始されることを大変うれしく思います。みなさんには、これからの大学生活で多くのことを「学び」、これからの時代に求められる、教育や社会の担い手としての力量をつけていただきたいと思います。

ここで1つ、私からみなさんに問いかけたいことがあります。私は今、「みなさんには、これからの大学生活で多くのことを「学び」、これからの時代に求められる、教育や社会の担い手としての力量をつけていただきたい」、と言いました。ところで、この「学び」とは、そもそもどのようなものなのでしょうか。教育学部は、いわば「学び」について「学ぶ」学部です。「学び」とはそもそも何か、という問いは、とても大切な問いです。

先日、私は、この3月に教職大学院を修了された学生さんたちから、「この問い対する一つの答えを見つけることができた。それが、大学院での「学び」の大きな成果だった」という話を聞くことができました。その答えとは、「学び=変容」、だそうです。つまり、人が本当に何かを「学んだ」と言えるのは、その人が「変容」した、その人のあり方や生き方が「変わった」時だ、というのです。

みなさんにとって、大学生としての「学び」はどのような意味を持つものになるでしょうか。大学での「学び」はみなさんをどう「変容」させるでしょうか。その答えは、みなさん一人一人によって異なるはずです。

私たち教員は、みなさんの一人一人に、ここ熊本大学での4年間の大学生活を通じて、本当に「深い学び」をしたという実感を持ってもらえるよう、さらに「学び続けたい」という気持ちを高めてもらえるよう、全力でサポートしていきたいと思います。みなさんのこれからの大学生活が実り多いものになりますよう祈念して、私からの挨拶に代えさせていただきます。

平成31年4月  八幡 英幸

研究科長からの挨拶(大学院入学者向け)

現在、本学の教育学研究科は大きな節目を迎えています。

昨年度から教育学研究科の中に教職大学院が開設され、従来の修士課程と合わせて、1つの

大学院の中に2つの課程が存在する形になったからです。

これまで、教育学研究科の修士課程では、主として、学校教育に含まれる各教科・各領域の

中から、いずれか1つの分野を選び、その分野の専門家の指導を受けるという体制をとって

きました。

この方法には、ある1つの分野についてじっくり学び、特に理論的な側面から専門性を高

めることができるというメリットがあります。

他方、現実の学校現場では、ある分野の専門的知識だけでは解決できないような課題が数多

くあり、大学院で高められた専門性をなかなか生かすことができないという問題点がある

と指摘されてきました。

この点では、昨年度から開設された教職大学院では、大学と教育現場を頻繁に行き来しなが

ら、また、学部を卒業したばかりの学生と現職教員とが相互に刺激し合いながら、当初から

学校現場での問題解決を意識した教育研究を行うことになります。

本年度教育学研究科に入学されたみなさんにぜひお願いしたいことは、1つの大学院の中に、

このように性格が異なる2つの課程が存在するというメリットを生かして、課程を超えた

交流を深めていただき、いずれの課程においても、理論と実践の双方の面から学びを深めて

いただきたいということです。

共に学びを深めていきましょう。

平成31年4月  八幡 英幸

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