本校3年目。本年度は、2年1組の担任と、2年生、4年生の音楽の授業を担当しています。
昨年度の行事でも、学校全体の一体感を高めるために音楽がたくさんの場面で響いていました。
歌詞の意味を考え強弱の工夫を表した図
昨年度は、音楽専科として2年生、3年生、5年生、6年生の音楽の授業を担当しました。その時に大切にしたのは、子どもが自ら「この曲を通して、伝えたいことは〇〇。だから、この歌詞に向かってだんだん大きくしたい。より伝わるためにはどうしたらいい?」「どうして、旋律が上がっているのだろう?」と等考え、思いや意図をもって音楽表現を思考錯誤できるようにしたことです。その際、五線譜や図形譜を用いて視覚的に共有したり、子どもたちの想像している音楽を教師が誇張したり、反対にしたりして比べることで「表したい表現」に気づくことができるようにしてきました。子どもたちは、歌唱、器楽や鑑賞、音楽の授業で学習した「音楽を形づくっている要素」をもとに説明すると、友達に伝わりやすくより、表したい表現に近づくということを学んでいきました。
本年度も、子どもの表したい「思い」を大切に音楽表現できるようしていきます。また、生涯にわたって音楽を愛好する心情を育むことにつながるよう、学習する喜びを得て、音楽に感動するような体験を積み重ねていきたいと思います。
そして、本年度も、音楽づくりを研究していきます。音楽づくりは、音の選択や構成、演奏の仕方の工夫が必要です。音楽づくりを経験することで、多様な音楽に触れ、感性を磨き、音楽表現の工夫を追求することを目指していきます。
2つのことについて研究を深めていきます。
①新しい音楽をつくりだしたくなるような題材導入
②子どもが他者とともに音楽のよさを伝え合うために、
「音で伝える ・言葉や身体表現、図や絵、音以外で共有する → 相手からの反応を受け取る→自分の音楽表現に生かす」というサイクル
子どもたちと共に、他者と協働し音楽のよさや面白さ、美しさを味わうことのできる授業づくりをしていきます。