研究活動

THE STUDY

体育科 西沙織

体育で 身体も心も おおきくなあれ

本校6年目となりました、西沙織です。今年度は1年生を担任しています。

幼児期〜小学校中学年までは、神経系の発達が著しく、動きの巧みさを身につけるのに適している時期と言われています。
また、この時期にたくさん体を動かすことは、運動能力の向上のみならず、心の育成や認知的能力の発達にも影響を及ぼします。

一方で、現代の子どもたちは、社会環境や生活様式の変化から、遊ぶ場所や遊ぶ時間、さらに遊ぶ仲間の減少が原因となり、体を動かして遊ぶ機会の減少を招いていると言われています。
1年生を見ていると、発達段階はありますが
上靴を立って履くのが難しかったり、走っていて友達とすぐぶつかってしまったりという、動きのぎこちなさが見られます。

体育科

このような子どもたちに、私たち教師は体育の授業を通して何ができるのでしょうか。
私は、「体を動かすって楽しい!」という経験をたくさん提供することだと考えます。

「楽しそう」「やってみたい」という気持ちで学習する中で見つけた問いを、仲間とともに試行錯誤し、「できた!」という体の感覚や心地よさをたくさん積み重ねていくことで、巧みな動きを身に付けていってほしいと願っています。

今年度は特に、子どもたちが動きをたくさん見つけたり、自分の動きに立ち止まったり、よい動きを見つけたいと思うような手立てについて研究しつつ、見つけた「動きの感じ」や「変化」をしっかりと見取り、価値付け、共有しながら、子どもたちと一緒に学びをたのしんでいきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。