本校1年目の境目貴秀です。今年度は、5年1組の担任と、5年生の理科を担当します。理科の学習に対する興味・関心が非常に高い子どもたち一緒に楽しみながら学んでいけたらと思います。
先日、「先生、何かの卵を見つけました!」と嬉しそうに報告してくれた子どもたちと朝一番に観察をしました。その時、色や形の見た目や、触った感覚から、「これは、卵ではないようですね。」と分析しました。その日の午後には、「もしかしたらキノコなのかもしれません。」と撮影した写真と共に、インターネット等で得た情報をまとめたレポートを見せてくれました。
また、5年生の「天気の変化」の学習で、天気のきまりを見つけていこうとした場面では、「雲は西から東へ移動していくから」と、自分の考えを話し始めてくれた子どもたちがいました。そこで、本当に西から東に移動するのか、確かめたことはあるのか問うと、「実際に調べたことはない・・・。」と語る子がいました。
自然の事物・現象について、知識としては把握しているけれど、実際に自分たちで検証方法を立案し、検証し集めたデータから語ることができていないのではないのか、という立ち止まりのきっかけになりました。
本年度は、自然の事物・現象について、自分たちで確かめた事実から語る理科授業について研究を進めたいと思います。その際、次の3点を大切にしていきます。
①子どもが「問い」を持ち続けることができる単元構成
②科学的な検証方法の立案・見直し
③自分たちで確かめた事実から語ることができる考察力
特に、科学的な検証方法の立案・検証・見直しを繰り返しながら、目の前の事実から語ることができ、自然に対して謙虚な姿勢で関り続けていけるような授業の提案をしていけたらと思います。 目指しています。