本校6年目になりました。音楽科の上原です。
今年は3年生の学級担任をしています。
今年の授業開きでは、子どもたちの間で一時期流行した「ポップチューブ」というおもちゃを使った音探しをしました。「ポップチューブ」は、プラスチック製の筒で、折り目がついているので、短くしたり長くしたりすることができます。そのときに、なんとも言えない乾いた「ポコっ」という音がします。ポップチューブを使った経験がある子どもがたくさんいたので、早速折り目の部分を縮めたり伸ばしたりして音を出していました。その様子をみていたら、様々な音の出し方がありました。
・折り目部分を縮めたり伸ばしたりする子どもたち
・輪っかにして、手首にまいたり転がしたりする子どもたち
・筒の先端に手を当てて、こもらせた音を出す子どもたち
・別のポップチューブと接続して、長い状態で低い音を出す子どもたち
そのときの子どもたちは、今回の学習教材であるポップチューブに夢中でしたが、どんどんまわりの子どもたちが気になってきて、よりダイナミックな動きを伴うものや自分がしていなかったものを体験するようなことがいたるところで起こりました。
そしてついに、伸ばしたポップチューブを頭上で振り回す音の出し方が出されました。実は私はこの音の出し方を待っていました。これまでの打つ音ではなく、筒の中を空気が通って起こる響きが生まれてきます。
その音を最初に発見した子どもは、とことんその音を出し続けていましたが、私が近寄って面白がるので、他の子どもたちもやってきました。
「すごくきれい!」「響いている!」「…」
出された音を味わって感想を言い合う子どもたちもいましたが、無言で自分のグループに戻った子どもは早速自分たちも長くして音を出していました。
長くすると音の高さが変わることに気づきながら、みんなで音を生み出すことをたのしんでいました。
今年度私は、このような、子どもたち同士で気づきが広がることや、広がったことを基にさらに面白いことを発見していくことなど、子ども自らが学びを拡大させていくような授業を目指しています。そこに教師も一緒にたのしむ一員になって、みんなでつくる・みんなで伸びていく授業の在り方を探っていきたいと思います。