研究活動

THE STUDY

算数科 内田武瑠

共に「数学的価値」を見いだす算数科授業を目指して

 

本校5年目になりました、算数科の内田 武瑠です。今年度も2年生の担任となりました。 

 

本校算数科では、共に数学的価値を見いだしていく授業を目指しています。 

 

この研究を進める中で、他単元や他教科との連携により、働かせる見方・考え方を焦点化していくことや「これまでの学び」にもどるための学習環境の工夫の重要性が明らかになってきました。 

  

例えば、校内研で行った「数のまとまりを見付けよう(かけ算⑴)の単元では、授業の中で子どもの考えをラベリングしたり、学びの足跡にもどりやくする学習環境を整えたりすることで、これまでの学びとつなげながら、友達の考えを捉えていく姿がありました。 

また、昨年度研究発表会で行った「どんな分数がつくれるかな?(簡単な分数)」においては、図画工作科と関連を図り、半透明の紙を使ってサンキャッチャーを作りました。その際、図画工作科において「うまく作れない」「もっときれいな形にしたい」という困り事や思いから、算数の簡単な分数へとつなぎました。このようにすることで、紙を分割する目的をもって意欲的に活動する姿やもとにする紙の大きさに着目してどんな1/□ができるのか考察する姿も見られました。 

しかし、実践する中で更に研究を進めるべき点も明らかになりました。それは、次の2点です。 

①「日常の数学化」だけでなく「数学の事象の数学化」の充実を図ること 

他者のモデル(課題解決時に用いた数学的表現)へ働きかけやすくする手立て 

子どもたちが学びにひたり、その中で数学的価値を見いだしていくには、「算数・数学そのものをたのしむこと」が欠かせません。そのためには、「数学の事象の数学化」を単元のどの場面で行うのか考える必要があります。また、子どもが算数・数学をたのしみ没頭する中では、それぞれのモデルが表出され、他者を欲して対話する際に、うまくつながらなくなる可能性があります。これまで操作的活動を重視してきましたが、それができないとき、有効にならないときにどうすればよいか考える必要があります。 

本年度は、この課題意識をもって、昨年度の実践をさらにアップデートしていきたいです