本校2年目の山本祐之介です。今年度は3年3組の担任をしています。
昨年度の研究では、試しの場に移る前に、挙手などで自分の考えを表す場を設けたり、マーカーなどを活用して距離を可視化したりしたことで、試しの場での活動を明確にすることができました。それらにより、課題に解決するための試し方を身につけた子どもたちは、自分たちの動きをさらに良くするために調整し続ける姿が生まれました。
しかし、子ども個人が追求したいと思っていることをうまく見取り、授業計画を柔軟に変えることができず、その追求を授業に活用したり、全体に共有したりすることができませんでした。
今年度は、個別最適な学びと協働的な学びの視点から授業を構成し、振り返っていくことで、子どもが自ら学習内容や学習方法を選択しながら主体的に学んでいくことができる授業づくりを行っていきたいと思っています。クローズドスキルが多いマット運動や跳び箱運動などは、個別最適な学びを重視した授業は想像しやすいですが、オープンスキルが多いボール運動などは、想像しにくいのではないでしょうか。
そこで以下の2点について研究をしていきたいと思います。
①運動領域ごとの個別最適な学びのあり方
②教師側の指導の個別化を行うための見取りに生かすICTを活用した子どもの振り返りのあり方
今年度もよろしくお願いします。