研究活動

THE STUDY

体育科 山本祐之介

体育の運動領域における個別最適な学び

本校3年目の山本です。今年度は、6年1組の担任をしております。 

初めての6年生であり、これまで本校の体育学習を積み上げてきた子どもたちとの授業にワクワクしています。 

まず、今年度、私の考える目指す子ども像を低、中、高で考えてみました。 

 

低 自分の課題をもち、それを他者に伝えながら運動をたのしむ子ども。 

中 自分の課題を見付け、それを他者に伝え、自他の課題の解決のために試行錯誤する子ども。 

高 自分の課題を理解し、それを他者に伝え、自他の課題の接点を見出し、その解決のために試行錯誤する子ども。 

 

ここでいう課題とは、運動している中で困ったことや自分のやりたいこと、自分ができていないところなどが挙げられます。それらを友達や教師などの他者に伝えることで、自分の課題を明確にしていくことができると考えます。また、高学年においては、自分の課題と友達の課題から接点を見出し、新たな課題を設定していってほしいと考えます。そして、それらの課題を他者と共に解決したり、更新し続けたりすることで、よりよい自分を追い求める学級集団になるのではないかと考えます。 

 

・子どもが自分たちの課題を共有し、授業課題を設定していく授業デザイン 

これまでの授業を振り返ると、子どもの願いや困りごとから課題を立ち上げていくことを行ってきました。そのために、教師が子どもの困りや願いを見取り、共有していくことで、全体の課題としてきました。今年はその過程をさらに子どもたちに委ね、教師はコーディネートしていきたいと考えます。そうすることで、他者の課題と自分の課題を比べる中で、自分の課題を再認識し、その解決に向けて試行錯誤する力を高めることができると考えます。そのためには、自分の課題を他者と共有していくにあたり、ありのままの自分を他者に伝えられることも必要であると考えます。授業や普段の生活を通して支持的風土を高め、自分のことを語ることができる雰囲気づくりを行っていきます。また、教師と子どもで1回の授業や単元のスケジュールを共有し、子どもが見通しをもって学習に取り組めるようにします。単元でのなりたい姿をロードマップ等で共有するとともに、そこに至るまでに必要なステップを考え、書き記していきます。 

 

1授業あたりの振り返りと単元を通した振り返り  

これまでも体育日記等を通して、毎時間を中心に振り返りを行ってきました。そうすることで、子どもの困りや願いを教師が見取ったり、子どもが自らの学びを自覚し、次の課題を発見したりすることができました。今年度は、そこに単元を通した振り返りを設定します。ロードマップ等で単元を通した学びの足跡を共有し、単元末にそのロードマップを手がかりとしながら、知識や技能だけでなく、学び方などを含んだ資質・能力の高まりを自覚できるようにします。さらに、次の単元において他者との関わりや試行錯誤する中で頑張りたいことなどを考えさせることで、今単元で高めた力を次の単元に生かしていくことを意識させたいと考えます。 

 

以上のような学習のサイクルを子どもたちが回していくことができるように、授業をコーディネートするための手立てについて研究を進めていきたいと思います。