粒子画像速度計測法(PIV)


■Particle Image Velocimetry(PIV)とは
流れを可視化し、この流れの可視化技術にディジタル画像処理技術を加え、 流れ場の多点の速度情報を抽出する流速計測技術

■PIVの分類
一般に,PIVは流体中に目印となる微細なトレーサ粒子を混入してその運動を時系列に 撮影し,得られた画像をディジタル処理して速度ベクトルを得る方法の総称である. 注入するマーカーの種類からPIVを分類すると下図のようになる.



火山噴煙画像は濃淡画像であるので,高密度PIVの相関PIVの解析手法が適している.
高密度PIVでは,高密度の粒子群により形成された濃度パターンの変位を追跡して流速を算出する.
自己相関PIVと相互相関PIVが代表的な解析手法である.ここでは,2時刻の画像間 での局所的な濃度パターンの類似性を相互相関により求め,そのピーク位置から移動量を定める 相互相関PIVを用いる.

■参考文献
佐賀徹雄,PIVの要点,(社)可視化情報学会,実践集中講義 PIVの要点,(社)可視化情報学会編,pp.1-14,1998.

戻る