共同教員養成課程の特色

共同教員養成課程

2大学の強み・特色を活かした課程運営

共同教員養成課程では、それぞれの大学が持つ強みや特色を活かして、2大学でこれまでよりも充実した教員養成課程を運営し、地域社会や国際社会に貢献できる、実践的指導力のある教員を養成することを目指し、これまでよりも、一層高度な教員養成を実現します。

熊本大学教育学部が持つ強み

附属学校国際クラスの開設

英語で授業を行う「イマージョン教育」についての取り組みなど、教育の国際化に関する教育研究を進めています。

教育の情報化

熊本地震やコロナ禍を契機とした産学官連携による教育の情報化やICT教育に関する国内最先端の取り組みを進めています。

不登校児童への対応

不登校児童生徒の家庭や学校等に学生を派遣し、不登校児童生徒への支援を行うユアフレンド活動を熊本市教育委員会との連携協定事業により進めています。

メイクフレンズ活動

公民館等の社会教育施設での教育活動を通じた教育臨床活動の実践などを行なっています。

佐賀大学教育学部が持つ強み

複数の学校種教員免許の取得推進

小1プロブレムや中1ギャップ、小学校の教科担任制に対応するため、複数の学校種の免許を取得した教員を多く輩出してきました。また、特別支援学校の免許取得率が全国一位など、特別な支援を必要とする子どもたちへの教育について取り組んでいます。

地域の教育委員会と連携した各種取り組み

学校現場で即戦力として活躍できる教員の養成を進めています。

共同教員養成課程のメリット

  • 特色ある2つの大学から多彩な指導を受けることができる
  • 高度な専門的知識と実践的指導力を組み合わせた、質の高い授業を受講することができる
  • 大学の壁を超えた交流により「協働力」が育成され、より高い「教職意識」を醸成できる

共同教員養成課程での授業

共同教員養成課程では、片方の大学に在籍しながら、パートナー大学の授業を受けることができます。

具体的には、遠隔授業システムを用いて、佐賀大学と熊本大学両方の大学の講義室をオンラインで繋ぎ、片方の大学で行われる授業をパートナー大学の講義室に配信するシステムです。それぞれの大学に入学した学生はパートナー大学に移動することなく、自大学の教室で行われる授業と同じように受講することができます。

授業内容によっては、大学教員がパートナー大学へ移動して、対面で授業を行います。

これまでは入学した大学の先生の授業しか受ける機会がありませんでしたが、パートナー大学の教員の授業を受ける機会が増加し、多彩な指導を受けることが可能になります。