佐賀大学と熊本大学が令和8年度に設置する共同教員養成課程は、両大学で共同して学校教員を養成する課程で、両大学の強みや特色を活かすことで、これからの学校教育に求められる「強靭な思考力」と「柔軟な対応力」を兼ね備えた教師を育成することを目指します。
教師の長時間勤務への対応や、障害など特別な教育的支援ニーズのある児童生徒や、外国につながる子どもの増加、また、不登校の増加や、いじめの問題、ICT教育の推進など、様々な課題が挙げられており、それらの課題に対応するための高度な専門性を備えた教師の養成が求められています。
このような諸課題に対応するため、複数の大学がもつ教育研究の成果や、それぞれの地域における教育実践の成果を合わせ、共同で教員を養成することが望ましいと考えられます。
共同教員養成課程では、卒業に必要な124から128単位のうち31単位をパートナー大学から受講します。これらは「共同科目」として設定されており、遠隔授業システムを用いて、両大学で共同して授業を受けます。
その他の授業についても、教職に必要な主要科目については、授業内容を示すシラバスが共通化された、「シラバス共通科目」として受講します。
それぞれの大学の強みや特色のある授業や取り組みなどを共有することができるため、これまでよりも高度な学校教員の資質・能力を身につけることができるようになります。
また、各大学の特色を活かした「独自科目」も開設されます。
両大学で集合する合同授業や課外活動など、両大学の学生が交流する活動についても今後検討していく予定です。
入学者選抜はそれぞれの大学で実施します。
共同教員養成課程の中に設置される、各コースなどの詳細については、決定次第、本ホームページで公表します。
なお、熊本大学のみに設置されていた養護教諭養成コース(30名)については、共同教員養成課程から独立し、引き続き熊本大学に設置します。
大学 | 入試区分 |
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熊本大学 |
一般選抜入試(前期のみ) 学校推薦型Ⅱ(大学入学共通テストを課す)
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佐賀大学 |
一般選抜入試(前期・後期) 学校推薦型Ⅰ(佐賀県枠含む) 総合型選抜Ⅰ |