知的障害から発達障害、肢体不自由まで— 子どもの“ちがい”に応える教育を探究する
知的障害から発達障害、肢体不自由まで— 子どもの“ちがい”に応える教育を探究する

特別支援教育専攻は、特別支援学校教員や特別支援学級の担任、そして通常学級でインクルーシブ教育を推進する教員を養成します。障害のある子どもたちの学びや成長を支えるために、特別支援教育の理論と実践を深く学び、子ども一人ひとりの可能性を引き出す力を養います。また、合理的配慮や多様なニーズへの理解、保護者や地域と連携する力も育み、共生社会の実現を目指します。
2026年度(令和8年度)入試より、これまでの「学校教育教員養成課程 特別支援教育コース(定員20名)」は改組され、「共同教員養成課程 教育支援探究コース 特別支援教育専攻(定員18名)」として新しくスタートします。これまで培ってきた特別支援教育教員養成の実績を引き継ぎつつ、佐賀大学との共同による新しい教員養成の枠組みの中で、より一層、インクルーシブ教育を担う教員の育成をめざします。

特別支援教育専攻では、障害のある子どもや、学び・行動・コミュニケーションに困難さを抱える子どもたちの教育について、専門的に学びます。
特別支援学校や特別支援学級の担任はもちろん、通常の学級で多様な子どもたちと向き合う教員として、子ども一人ひとりの特性を理解し、学びを支える力を身につけます。
特別支援教育の理論と実践に加えて、心理学や発達の理解、合理的配慮やユニバーサルデザインの考え方なども学び、「誰もが学びやすい教室づくり」ができる教員を養成します。
特別支援教育とは、障害や病気、発達の特性などにより、学習や生活に困りごとのある子どもたちが、できるだけ自分らしく学び、生活できるように支える教育です。 例えば、 • 知的障害や発達障害のある子どもに、わかりやすい教材や教え方を工夫する • 視覚・聴覚・肢体不自由などの障害に応じて、環境や道具を整える • 医療的ケアの必要な子どもの学校生活を、周囲の大人と連携して支える など、一人ひとりの特性に合わせて、学び方や支援の方法を考えていきます。 特別支援教育は、特別支援学校や特別支援学級だけでなく、通常の学級や地域の中でも大切な考え方です。

知的障害、発達障害、肢体不自由、病弱・身体虚弱など、さまざまな障害の特性や学びのつまずきを理解します。そのうえで、個別の教育支援計画や指導計画の立て方、教材づくり、授業づくりなど、実践に直結する指導法を身につけます。
障害のある子どもだけを特別な存在とするのではなく、クラス全体の学びやすさを高める「授業のユニバーサルデザイン」や「合理的配慮」の考え方を学びます。特別支援学校だけでなく、通常の学級・通級指導教室など、さまざまな場で生かせる視点を養います。
学部附属特別支援学校や地域の学校での教育実習、ボランティア活動などを通して、現場での学びを重ねます。大学で学んだ理論を、実際の子どもとのかかわりの中で確かめながら、教員としての実践力と、人としての成長をはかります。

本専攻では、必要な単位を修得することで、次の教員免許状の取得ができます。
加えて幼稚園教諭一種免許状、中学校教諭(各教科)二種免許状(*一部の教科を除く)の取得を目指すことができます。
組み合わせや履修方法については、入学後に配布される履修案内やガイダンスで詳しく説明します。
特別支援教育専攻では、次のような入試区分で入学者を募集します。
詳しい募集人員・出願資格・試験科目・日程などは、「熊本大学入学者選抜要項」および最新の入試情報ページをご確認ください。
卒業生は、次のような進路をめざすことができます。
将来的には、教育委員会の指導主事、特別支援教育コーディネーター、教育相談・支援センター職員など、学校外で特別支援教育に関わる道もひらかれています。
A. 入学する多くの学生は、高校までに特別支援教育を専門的に学んだ経験はありません。大学の授業や実習の中で基礎から学べるようにカリキュラムが組まれているので、「これから学びたい」という意欲があれば大丈夫です。
A. 小学校や中学校の教員免許を取得して、通常の学級の担任になることもできます。そのうえで、特別支援教育の専門性を生かして、学級に多様な子どもがいる前提での授業づくりや支援を行うことが期待されています。