国語科では、言語活動に取り組む中で、子ども自らが表現と理解を往還しながら学んでいくプロセスについて研究してきました。その中で、言語活動の枠組みを工夫し、全体の場と個の活動をつなぐ手立てについて研究を進めたことで、子どもが自ら理解と表現を往還して学ぶ姿が見られました。
一方で、他者と交流する場面では、意見の言い合いに終始したり、分かっている子が一方的に教えるだけになったりする様子も見られ、他者と共に考えを更新していく姿が充分に見られないこともありました。
国語科は、言葉やリテラシーを学習の対象として学んでいく教科です。そして、言葉やリテラシーそのものは、人びとが集団として存在する具体的な状況の中でこそ学んでいくことができます。そこで、本年度は「対話」に焦点を当てて研究を進めていきます。具体的には、対話を核にした授業づくりや子どもの対話能力を育む手立てについて探っていきます。子どもたちが互いの違いを認め合いながら対話をしていく中で、言葉と自分とを関連付けることで言葉を捉え直し、学んでいく姿を目指します。